せいあん!特別編_湖北省博物館(4)常設展:曽侯乙墓
2018年1月11日(木曜日)になったばかりの深夜です。
当然、外は真っ暗。
いつもよりピッチを上げて、昨年末の湖北省博物館の紹介を進めます!
頑張らないと、また一週回って大唐西市博物館の紹介がやって来る~。
周回遅れにならないようにしたいのデス。
では、湖北省博物館本館最後のご紹介、始めます!\(^o^)/
今回ご紹介するのは、曽侯乙墓からの出土品です。
☝の写真も湖北省博物館公式サイトからダウンロードしました。
このページの紹介文を簡単に訳しますネ。
1978年に湖北省随県(現在の随州市)郊外の擂鼓墩で発掘された曽侯乙墓は、2400年前の諸侯君主の墳墓である。墓主は戦国初期の曽国の君主「乙」。この墳墓からは多種の文物が一万点以上出土している。出土数量・種類が多く、価値が高い上、保存状態も良いことから、国内外の注目を集めた。
Wikipediaでも紹介がありますので、以下URLをご参照くださいね!(*^^*)
すごく不思議なことなのですが、昨日までVPNを使用した状態でスマホでは開くことができても、パソコンでは開くことのできなかったWikipedia。
昨日はパソコンで立ち上げたWechatにURLをコピーして送った画面からでないと開きませんでした。
それが、本日、なぜかVPNを使わなくても開いて、このブログにURLをタイトル形式で貼ることもできるように!!!
なぜ~~~???不思議~~!!!
取りあえず、最近のブログの湖北省博物館紹介で紹介したURLはタイトル形式に修正しました。
不思議と言えば、このブログも開設当初はVPNなしだと動かなかったのに、今はなくても動きます。
中国ネット事情、本当に摩訶不思議。どうかずっとこの状態が続きますように!!
写真を整理して気付いたのですが、ここ展示品の写真が一番たくさんありました。
どういう順番でご紹介しようか悩んでいたのですが、Wikipediaに主な出土品の紹介があるので、その順に沿って進めたいと思います。
1.曾侯乙編鐘(へんしょう):擂鼓墩1号墓から出土。
☝は正面から、☟は背後から撮影したものです。
この曽侯乙編鐘は湖北省博物館の宝の一つです。
博物館では演奏ホールにて編鍾の演奏を聴くことができます。
【3月~11月】
火曜~金曜:10時半・14時・15時、各1回。
土曜・日曜:10時半・11時半・14時・15時、各1回。
祝祭日:10時半・11時半・12時半・14時・15時、各1回。
【12月~2月】
火曜~金曜:11時・15時、各1回。
土曜・日曜:11時・14時・15時、各1回。
1回は約25分程度で、その間に5曲程度演奏するそうです。
以上、現在博物館公式サイトで通知されている2015-12-07の案内です。
ちなみに、月曜日は休館日です。(2018.1.12 修正)
この演奏を聴くには、ホール窓口で30元のチケットを購入する必要があります。
私は前々回の記事でも反省した通り時間に余裕がなく、残念ながら聞くことはできませんでした。(T_T)
「編鍾」と言う項目で、こちらもWikipediaに詳細な説明がありますので、博物館のホームページを訳すのは止めます。(笑)
下記URLをご覧くださいね。
で、この「編鍾」ですが、湖北省にとっては誇りと言ってもよいんだと思います。
以前、武漢で働いていた時、年に一度、「編鍾賞」という賞の授与が行われていました。
経済発展及び社会発展に突出して貢献した外国人専門家を奨励するため、湖北省人民政府が1994年に設立したものです。
☝は2016年の国慶節前に、「国慶節招待会」と合同で湖北省人民政府庁舎内ホールにて開催された表彰式の様子です。
この時、付添いとして式典に参加していました。
とても盛大な式典でした。
食事、美味しかったデス!(*^^*)
2.曾侯乙編磬(へんけい):擂鼓墩1号墓から出土。
Wikipediaの「磬」の項目の一部で、この☝編磬が紹介されていました。
完全な形で出土した編磬は32枚からなり、その銘文は当時の音楽理論を知る上の重要な資料になっている。
その他の記載がないので、百度百科から、サイズなど簡単な内容を訳します。
枠の高さ109㎝、長さ215㎝。この編磬は合計32枚の石磬からなり磬は大理石と花崗岩を磨いて作られている。各磬は一音階を出すことができ、十二の半音音列により音域は三オクターブを超える。この編磬は現在までで造詣が最も精巧であり、磬の数量が最も多い編磬である。
この他に、楽器に関する写真があるので貼っておきます!(*^▽^*)
☝の「建鼓銅座」、8対の大きな龍が中心の円柱を取り囲み、その大きな龍の上数十匹の小さな龍が絡みついています。
太鼓のベースになるものらしいですが、どう使うのかな~?と思っていたところ、たまたまネットで「建鼓」を検索した際、こんな図を発見!
上の太鼓が大きすぎる感じを受けるのは、私だけでしょうか?
何だかひっくり返りそう。(笑)
3.曽侯乙大鼎
この出土品の写真は撮っていませんでした。(^^;
百度百科を検索して小さな写真を発見したので貼っておきます。
Wikipedia「曽侯乙墓」によれば、‟「曾侯乙作持用終」の銘文を持つ鼎”だそうです。
このタイプの出土品(青銅製)の写真、私が撮ったのはこれです。☟
この上の写真の説明です。
酒器。出土時、「尊」は「盤」の中に置かれていた。「尊・「盤」ともに「曾侯乙作持用終」の7文字の銘文がある。
「鼎」だけでなく、色々な酒器にも銘文があるんですね!(^_^)/
4、鴛鴦形漆盒
これも百度百科で探しました。
3の大鼎もこの漆器も、博物館公式サイトや百度百科の「湖北省博物館」の展示物紹介では写真がありませんでした。
漆器で上述のサイトで紹介されていたものの内、いくつか写真をとっていたので貼っておきます!
5.曾侯乙之寝戈
「曾侯乙之寝 戈 」の六文字の銘文を持つ戈。
寝戈 とは、護衛兵が持つ戈のこと。出土した位置はちょうど墓主お棺の東側。まるで生前に護衛兵が側にいるようだったそうです。
墓主は銘文に記された曽侯乙。この出土品は墓主の身分を示す重要な証拠です。(百度百科より)
Wikipediaには「曾侯乙之走戈」と紹介されていました。
色々調べた文章の中にも、「兵器にはこの六文字の銘文がある」という標記は見つけたのですが、出土品の写真を探し切れませんでした。すみません。
以下2点、私が撮影した武器関連の写真です。
Wikipediaの出土品紹介には、もう一つ「竹簡」があるのですが、これは1枚も写真を撮っていないので省略します。<(_ _)>
最後に、曽侯乙の棺桶を。
とっても大きいです!
☟は内棺です。
☟は外棺。
☟の比較写真、展示室も映り込んでいるので、それぞれの大きさを感じられたらと思うのですが・・・・・・、いかがでしょう?
こんな時こそ、ガラスケースに私の写真を撮る姿が映り込んでいたら良かったんですけどね。(笑)
以上で、湖北省博物館本館のご紹介を終了します!
参考として、私がここ数日大変お世話になったサイトのURLを貼っておきます。
展示物の写真がたくさんあります。
良かったらご覧ください!
後は、臨時展「仏像の故郷―ガンダーラ仏教芸術展」のみ!
ガンダーラ、楽しみだな~。
それでは、もう朝がやって来ますが、おやすみなさ~い!(*^▽^*)