せいあん!

西安が大好き、特に大唐西市周辺に異常な愛情を捧げるブログです。

西安大唐西市博物館(その30:2階常設展㉓-1異国の宗教)

2018年1月17日(水曜日)です。今日もスモッグ発生中の西安です。(T_T)

ここ暫く大気汚染が非常にひどい状態になっています。

☟は昨日午後の大唐西市の広場の様子です。

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これはまだマシな感じです。

その後、午後遅く、ついにこんな通知が出されました。☟

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これは西安市が通知した「西安市大気重度汚染天候レッド警報」の通知です。

下の太字は赤いマスクマークの下の部分の訳です。

17日零時より、重度大気汚染天候1級対応を起動する。これはこの冬初のレッド警告である。

西安は奇数偶数番号通行規制、1日5つの番号の通行規制を実施する。期日は17日、1・3・5・7・9を制限、18日は2・4・6・8・0を規制する。これに類推する。法定休祝日は通行規制は行わない。

集中スチーム供給開始以降、これまでももう少しゆるい規制はあったのですが、それだけでは対応できないほど酷いスモッグ状態になりました。(T_T)

知り合いの方のお子さんですが、今日、小学校は自宅学習なんだそうです。

学校からQQ(Wechat以前から普及しているインスタントメッセンジャーソフト)を通じて指示があり、問題を自宅でプリントアウト。

子供が解いた問題を写真にとって、QQで返信するという・・・・・・。

昔、私が学生の頃、大雪が降ると丸一日休校だったり、授業を中止し下校することがありました。

子供にとってそれは休日と同じことで、大雪大歓迎!楽しく遊んでいました。

大気汚染による休みなので外で遊んだりはできないでしょうが、部屋でゲームとかしてるのかと思っていたら、こんなことに!

普段も宿題多いらしいですし、中国の小学生は気を抜く時がないみたいですね。

なんだかかわいそう。

でも、この授業体制に小・中・高とついていけないと、いい大学に入って、明るい未来を掴めないんだから、懸命について行くんだと思います。

ガンバレ、子供たち!!(*^_^*)

 

さて、こんな大気状況の中、昨日、大唐西市博物館まで写真の追加撮影に行ってきました。\(^o^)/

先送りされてしまった2階常設展㉓-1「異国の宗教」をお送りします!

さっそく2階フロアレイアウトで場所を確認しましょう!

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今回はグリーンエリアの㉓です。

この㉓「異国の宗教/異国の飲食」と㉔「胡楽胡舞/西物東漸」があるスペースです。☟

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この写真は㉕の一から撮影したものです。

ここには私のブログアイコンになっている駱駝たちがいます!

駱駝の隊列は㉔-2でご紹介します、ご期待ください!!(*^^*)

 

今回ご紹介する㉓-1はこちらです。☟

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では、㉓-1の説明パネルをご覧ください。(^_^)/

このパネル、上の写真のど真ん中辺り、赤い柱の右側、壁にかけてあります。

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では、左側の展示物からご紹介していきます!

まず、全体の並びをご覧ください。これで各展示物の大きさを掴んでくださいね。

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では、個別の紹介に入ります!

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隋時代の出土品です。

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これは大唐西市遺跡で出土!

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これは、大唐西市博物館では珍しい北周時代の展示物です。

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☝は《唐蘇諒妻馬氏墓誌》の拓本です。現在は碑林博物館で保管されています。

苏谅妻马氏墓志拓片

このURLには以下のように紹介されています。

唐代  
1955年、陝西省西安市出土 
長さ39.5㎝・幅35.5㎝

この墓誌は漢文と中期ペルシャのパフラヴィー文字を対比し記述している。墓誌によると、蘇諒とその妻馬氏は共にペルシャササン王朝(紀元226~651年)滅亡後、中国まで流れて来た王族・貴族の末裔で、共に祆教(ゾロアスター教)徒。祆教とは中国でのペルシャゾロアスター教の呼称である。祆教は約紀元前6世紀に成立、紀元3世紀にササン王朝の国教となった。中国には北朝時代に伝来した。唐代の宗教政策は寛容であり、祆教は広く伝播した。政府は専門の機構・人員を設置し管理を行い、長安・洛陽等の地に火祆祠が建てられた。この墓誌は祆教が中国に伝播したことを証明する文物であり、非常に高い学術価値を有する

 

この他にネット検索をしていたところ、この墓誌文を訳すにあたり、パフラヴィ―文字の部分は、日本人のお二方「樋口隆康教授」と「伊藤義教博士」のご協力があったようです。

「伊藤義教博士」が墓誌の漢文以外の部分をパフラヴィ―文字と断定され、漢文の銘文を参考にパフラヴィ―文字部分の碑文を解読されたと紹介されていました。

URL以下の通りです。

唐苏谅妻马氏汉、巴列维文墓志再研究-【维普网】-仓储式在线作品出版平台-www.cqvip.com

 

何の説明もなく、解説文にも紹介がない、ただ壁に掛けてある拓本。

調べてみると、思いがけない発見がありました!\(^o^)/

 

続いて、こちら☟のご紹介です。(*^-^*)

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 薄暗い上に、対象が小さくてピンボケしてます。すみません。

肉眼で見ても、ハッキリ見えない感じなのは・・・・・・、個人の問題?(^^;

この像は大唐西市博物館まで出張してきてるんですね。

 

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上の3枚の写真に写っている4つの展示物は、大唐西市遺跡出土です。

私が住んでいる場所も、唐代の西市の範囲内。

マンション建設時に掘削し、貴重な文物があったならすべて発掘済みとは思いますが、それでも、足元に何か埋まっているかも⁉というワクワク感があります!(笑)

西安はどこにいても同じ気分なんですけどね。

 

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☝は、白玉仏頭は唐代、青石仏頭は隋代のものです。

以前ご紹介したガンダーラの仏頭と比べると、顔面の彫りがとっても東洋的!

 

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この力士像を見て思ったこと。

「暗いよ、狭いよ、怖いよ~」

うる星やつら』、面堂終太郎のセリフでした。(笑)

窮屈な空間、天井が落ちてくる!それを一生懸命に天井を支えてるみたいに見えてしまいまして。(^^;

きっと、天井ではなく、「天」を支えてるんでしょうね?

 

ご紹介は以上です。(*^^*)

 

私は普段、週末にしか大唐西市博物館に行きません。

今回、火曜日にやって来たのですが、やっぱり週末に比べて見学者が少なく、静かな感じ。

1階から2階へ続く階段式座席、暇つぶしにスマホを見ている人がほとんどいません。

2階展示室に入ってからも静か~~~。

でも、だからこそできることがある?

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右の写真、ご覧ください。

椅子持参で展示物をスケッチしている方を見かけました。

通りすがりにチラっと手元を見た時は、まだ描き始めたばかり、もしくは新しい展示物に取り掛かったばかり。

白スケッチブックに数本のラインが引かれているだけでした。

こんな平日のゆったりした雰囲気もイイですね。(*^_^*)