せいあん!

西安が大好き、特に大唐西市周辺に異常な愛情を捧げるブログです。

西安大唐西市博物館(その49:3階シルクロード硬貨展示ホール_ペルシャ第二帝国及び従属国:タバリスタン・Turan・Sakastan・アラブ-サーサーン)・「ユーラシア大草原の早期遊牧民族文化 カザフスタン国立中央博物館文物傑作展」

2018年6月25日(月曜日)、雨後曇り。

 

今回は、大唐西市博物館3階、私が勝手に③展示室と呼んでいる展示室最後の貨幣のご紹介です!\(^o^)/

展示品は全て、西安大唐西市博物館所蔵です。

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これらの展示品、かつて「西安大唐西市博物館(その29)」で一部をご紹介済みです。

西安大唐西市博物館(その29:3階シルクロード硬貨展示ホール_クシャン王朝/寄多羅(キダーラ)王朝) - せいあん!

 

それが、展示場の中央にある2列のガラスケースの内の、向かって右側です。☟

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ここに、「サーサーン朝従属国」と「1.クシャーノ・サーサーン朝」の硬貨が展示されています。☟

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訳文はそちらをご参照いただくとして、また新たに写真を撮ったので、写真だけ掲載しておきます。

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光の加減で、色合いが全然違っていますが、☝の写真をアップにしたものが、☟3枚です。(*^-^*)

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☝は、【クシャーノ・サーサーン:銀:紀元230年~紀元410年】

☟は、【クシャーノ・サーサーン:銅:紀元230年~紀元410年】

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2枚に分かれていますが、2枚目の1番したの列以外は、上の写真と重複しています。

 

☟は、【クシャーノ・サーサーン:金:紀元230年~紀元410年】

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アップにしたものがこちらです!👇

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中央に配置されている、一番大きな硬貨が重複して写っています。

以前に比べ、1ヶ月に書くブログ数が激減している分、無料で掲載できる写真の容量にかなり余裕が!!
そこで、できるだけ容量を大きくしてアップしています。
前回のものより、表面の図案が見やすくなっていると思います。(*^▽^*)

 

☟は、博物館で購入した書籍から。

「その29」を書いた時にはまだ購入していなかったので、この場で掲載しておきます。(*^-^*)

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今回、ガラスケースの上に携帯を載せて撮影すれば、手振れの心配ゼロ!に気付きました。
他の展示物は真上から見下ろすような展示方法ではないので無理。

なので、今まで思いつかなかったんです。

たぶん、前回も携帯を手に持ったまま、可能な限り接写したと思います。

ところが、携帯を直置きしても、ガラスに光が反射したような靄状態が発生することも!

なぜ~~~???

よくよく見て見ると、ガラスに指紋がべったり・・・・・・。

せっせと指紋を拭きとっている私の横を、意味なくガラスを触ってただす通りしていく見学者・・・・・・。

今後ピントが合わない時は、手振れだけでなく、ガラスの汚れにも注意を払わねば!

 


ここからは、もう一列のガラスケースに展示されている硬貨です。☟

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それでは、左側の「2.タバリスタン」から、ご紹介します!\(^o^)/☟

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【2.タバリスタン】
(中国語で)陀拔里斯坦,或いは太伯里斯坦と訳される。現在のイラン高原北部のアルボルズ山脈とカスピ海南岸の間に位置する。紀元651年以前はペルシャ・サーサーン朝の従属国だったが、サーサーン朝がアラブ帝国に次々に併呑、滅ぼされた後、再度独立王国となった。この時期に、当地の商人が中国を訪れたため、中国の古書にこの国の名が登場することとなった。歴史書でのタバリスタン(陀拔里斯坦)は「陀拔思单」と記され、「疏勒の西南二万五千里にあり、東は勃達国から西は涅満国まで、どちらも一か月の道のりである。南は羅刹支国まで半月の道のり、北はまで2ヶ月かかる」と記載されている。この時期に発行された貨幣にはパフラヴィー文字が使用され、かつ貨幣には引き続きサーサーン朝の最後の強大な国王ホスロー2世の頭像が刻まれていた。

 

上記の訳で、黄色で示している「疏勒」は「呉音:しょろく、漢音:そろく(Wikipediaより)」と、Wikipediaに項目がありました。

疏勒 - Wikipedia

でも、赤字で書いた国々と「海」はどこのことなのか、調べても見つけられなかったので、そのまま漢字で標記しています。

 

☟はサーサーン朝従属国・タバリスタ銀貨です。紀元740年~紀元761年

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☟は博物館の書籍に記載されていた硬貨の写真と規格です。

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バリスタンの紹介の場所にあったのですが、王朝名が「库尔希德王朝(Salman Khursheed Empire)」となっています。

中国語名で百度百科で検索しても発見できず、「Salman Khursheed Empire」でWikipediaを検索してもヒットなし。

どういう関係なのか、よく分かりません。(◞‸◟)

 

ここからは、図蘭(Turan)及び塞斯坦王朝(Sakastan)です!(*^-^*)

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【3.図蘭(Turan)及び塞斯坦王朝(Sakastan)(紀元230年~紀元241年)】

 

この国々については文字の説明がないので、直接硬貨を見ていきましょう!(^o^)/

 

【サーサーン朝従属国・図蘭(Turan):銅:紀元230年~紀元241年】

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画像は大きいんですが、もともと小さくて映りが悪いですね。☝

☟は更に小さくて、映りが悪いです。m(__)m
【サーサーン朝従属国・塞斯坦王朝(Sakastan):銅:紀元230年~?年】

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最後は、アラブ-サーサーンです。

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【アラブ-サーサーン(紀元651年~?年)】
651年、アラブ軍がサーサーン朝を滅亡後、錫斯坦(シスタン/Sistan)・ブハラ等の地域では、依然としてサーサーン朝貨幣形式の「アラブ-サーサーン貨幣」を使用・製造していた。この時期の貨幣上の王像は、依然としてホスロー2世、或いは最後の皇帝ヤズデギルド3世のもので、紀年はヤズデギルド3世の紀年を踏襲、貨幣上の文字はパフラヴィー文字を使用していたが、貨幣表面の縁部分に「科菲体」アラビア文字が出現している。698年に至り、ウマイヤ朝が貨幣のイスラム化改革を行い、それ以降ペルシャ貨幣がイスラム貨幣体系に組み込まれた。

 

☟は展示されている銀貨です。まずは全体の様子から!(*^▽^*)

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☟は、上の写真を上2列、下2列に分けてアップにしてみました!(*^-^*)

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 以下2枚は、博物館の書籍からの資料です。

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☝☟の時代の「回历(回歴)」はイスラム歴のことです。

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以上で、サーサーン朝関連の貨幣、及び③展示室の紹介を終わります。(*^-^*)

④展示室では、インド亜大陸の国々・アラブ諸国・モンゴル・中国の硬貨をご紹介する予定です!

ただ、明日から旅行に出かける上に、8月には日本一時帰国もあるので、④展示室はきりよく新学年の始まる9月からにしようと思っています。(^^)/

 


それから、5月15日から約1ヶ月、4階特設ホールで展示されていた、「ユーラシア大草原の早期遊牧民族文化 カザフスタン国立中央博物館文物傑作展」の写真を少しだけ、ご紹介します!

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目玉は「黄金人間(Gold Man)」!!\(^o^)/

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2008年9月後半、私は中央アジア5ヵ国へ旅行しました。
その時、カザフスタンの博物館で「黄金人間」のレプリカを見ています。

記憶に残っているのですが、当時、「撮影厳禁」と言われたため、写真は残っていません。

今回、ネットで検索してみると、5年ほど前の情報ですが、このカザフスタン国立中央博物館は全館撮影禁止で、「黄金人間」が展示してあるエントランスだけが有料で撮影可能!!

思い返せばその通り!!

だから、パソコン内のフォルダーを探しまくっても、博物館らしき展示物の写真がないわけです。

レプリカに5ドルは価値なし・・・・・・。

私が参加した2008年のツアーでは、誰一人として撮影していなかったこと、思い出しました!!(笑)

その時の「黄金人間」が、西安にやってきたんです!

10年ぶりの再会!!!

しかも、今回は写真写し放題!!!

正面から撮ったら、次は向かって左側から!

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次は背中!(*^-^*)

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向かって右側面からも、忘れません!

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冠も四方から撮りました!(笑)

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ここで、展示してあった「黄金人間」の説明パネルをご紹介します。

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参考の訳文は☟をご覧ください。

黄金人間】

紀元前10世紀~紀元前8世紀にかけて、カザフスタン領内で遊牧経済の形成が始まり、次第に青銅時代以来の農耕牧畜定住経済に取って代わっていった。

カザフスタン領内の文物は非常に豊富であるが、その中で最も著名なのが塞民族(サカ)の古墳である。カザフスタンの考古学者が1969年、アルマトイ市で塞族(サカ)首領の墓を発掘した。墓の主の衣服に縫い付けられた装飾品や帽子が乱れることなく並んでおり、「黄金人間」を唯一無二のレプリカとして復元するにあたっての資料となった。塞族(サカ)首領の服装装飾は複雑であるが、その構図は調和がとれており、4800個に及ぶ動物・植物・幾何学図案のピースにより構成されている。「黄金人間」は世に名を知られたカザフスタン共和国の象徴である。

 

今回の展示の説明は、中国語とロシア語がメインです。

それ以外は、「黄金人間」を囲むガラスケース上に、英語の紹介がある程度。

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ちょっと見にくいですが、☝の3つ目が英語バージョンです。

 

実は、博物館でオープニングセレモニーが催された日、私は学校を休んで見学に行きました。(#^.^#)

その後、ブログに書こうと編集を仕掛けて・・・・・・、途中で息切れ。(^^;

これまで放置されていたんです。

これ以上放置したらお蔵入りになる!

それではあまりに不憫です。

そこで、今回、硬貨の紹介が少なめだったのと、夏休み旅行に出る前に!!!と、簡単にご紹介することにしたわけです。

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セレモニーでは、☝古典音楽の演奏や、☟ソプラノ歌手の歌、笛の演奏、舞踊等が催されました。

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陝西省西安市からの貴賓、博物館館長、そして、カザフスタン博物館の考古センター責任者の方のご挨拶。☟

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そして、テープカット。☟

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この後、セレモニー参加者揃って4階特設展示室へ移動。

この日から数日、通常は有料の特設展が無料開放されました。

その他、国際博物館の日(5月18日)前後も無料開放されていて、通常なら30元/人(約480円)かかるのに、無料で見るチャンスがたくさんありました。\(^o^)/

 

メインの「黄金人間」以外にも、80点余りの文物が展示されていました!

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以上、「カザフスタン国立中央博物館文物傑作展」の簡単なご紹介でした。

 

それでは、明日から中国国内のシルクロードへ出かけて来ます!!\(^o^)/