せいあん!特別編_2018年夏 蘭州・カシュガル・トルファン・敦煌旅行記_7月10日(火)_ 敦煌から西安へ(最終日)_鳴山路石板・敦煌空港他
2018年7月10日(火曜日)、敦煌滞在最終日。
2018年夏~新疆・甘粛~の旅の最終日でもあります。
さすがに、この日は早く起きました。(笑)
ホテル窓からの景色。☟
朝8時半のように早朝(?)に撮影した写真は、この日が最初で最後。(笑)
光の角度、柔らかさが全然違いますネ。
敦煌は西安より日の出時時刻が1時間くらい遅いので、この太陽の日差し、私には7時半くらいの印象です。
8時半に起きて出発準備を済ませ、フロントに向かったのは10時半前。☟
午後の飛行機は17時15分発。
敦煌市内を15時に出発すればOK。
それまでもう少し市内観光をするため、荷物をフロントに預けました。
「時間が余ったら早めに戻って来て、フロントのソファで休んでいてもいですよ」
と、最後の観光に出かける私に、優しい一声が。(*^-^*)
10時半過ぎ、ホテルを出て、まず、朝食兼昼食に向かいました。
この地図、8月31日に「百度地図」をスクショして作製しています。
この時の通り名「西域路」、今現在の「百度地図」では「西域西路」になっています。
「百度地図」、日々進化中!
☟、ホテルを出て、西(地図では左)へ。
閑散とした午前中の様子。
右側の簡易店舗、手前から数えて三つめが「フルーツ盛り合わせ」を買っていた果物屋さん。
☟の写真、果物屋さんを通り過ぎてから、振り返ってホテル方向を撮影。
左側、黒いTシャツ+黒パンツ姿の男性がいる場所が、果物屋さんです。
割高ではあっても、ここの果物盛り合わせが美味しかったから、スーパーに買いに行こうと思えたし、西安に戻ってからも西瓜を食べ続けたんです。
日頃、果物を食べない私の、フルーツ革命の立役者!
記念すべきお店です。(*^-^*)
よく考えると、このホテル一帯全てが車輛侵入禁止なので、歩行者天国。(ーー;)
でも、このブログでは便宜上、上の地図で薄紫に塗ってある通りをずっと「歩行者天国」と呼んでいました。
☟は、その「歩行者天国」に到着後、北(地図では上)に曲がってすぐの場所。
私の左に並んでいる民芸品を撤収してあるお店の横に、男性が二人座って話をしていました。
その内のお一方にお願いし、この歩行者天国、最初で最後の記念撮影!
上の場所から南(地図では下)方向。☟
ほとんどのお店が夕方から商品を並べ始めていましたが、一部、この時間帯でも販売している所がありますね。(*^-^*)
「歩行者天国」から「敦煌夜市」に入って行く通路のようなところにあった軽食エリア。☟(上2枚と、下左)
☝、右下は、2回食事した韓国料理屋さん。
この日のお昼は「敦煌夜市」で食べたのではなく、敦煌到着日に見掛けて気になっていた「煎餅果子(ジエンビングオズ)」のお店まで出かけました。
「煎餅果子」のお店は、「文昌南路」の「陽関中路」との交差点付近にあります。☟
お店の写真を撮り忘れたので、「百度地図」から拝借しました。☟
このお店の「陽関中路」の向かいには、気になっていたけれど行く機会がなかったパン屋さん「味美思烘焙」が。(笑)☟
この交差点を境に、☝の写真でバスが走って来ている側は「文昌北路」になります。
この交差点を境に、☟の写真の奥へと続く道は、「陽関中路」から「陽関大道」と名称変更。
この道をまっすぐ行くと、「敦煌市区莫高窟参观预约售票中心(敦煌市区莫高窟見学予約チケットセンター)」があります。
敦煌到着初日、チケットを購入した後、歩いて戻って来た道です。
そして、これ☟が私の大好きな「煎餅果子(ジエンビングオズ)」!\(^o^)/
なぜか「肉夹馍(ロウジャーモウ)」の袋に入っていますが、「煎餅果子(ジエンビングオズ)」です。(笑)
このお店のものは、クレープ部分が柔らかい「天津」タイプでした。
「山東」タイプはクレープ部分が「カリッ、パリッ!」です。
今年の春、天津に行って本場の味を知る以前は、「カリッ、パリッ!」以外は邪道と思っていました。(^^;
でも、柔らかいのも美味しいと気付き、今ではどちらも大好物!!!
西安でも、両方とも行きつけのお店があります。(#^.^#)
多い時は、1週間に2~3回食べる時も!
クレープに包まれた巨大な「天かす」のようなものが、「果子(グオズ)」です。
ダイエットのため、油っこい「果子」は避けた方がいいのですが、これがないとただの「煎餅(ジエンビン)」に・・・・・・。
食べ応えも、レベルダウン。
なので、「煎餅果子(ジエンビングオズ)」を食べる場合、カロリーは気にしないことにしています。(笑)
この日、私が注文した「煎餅果子(ジエンビングオズ)」はプレーンなもの。
ソーセージや玉子の追加などはなし。
でも、私と喋っていたのが悪かったのか、店員さん、誤って玉子を2個投下してしまいました。
しか~し、そこは笑顔で「没問題(メイウェンティー)!」と、おまけ扱い。
西安の私の行きつけの「天津タイプ」のお店では、プレーンなものは6元です。(1元=16円換算で約100円)
玉子を1個追加すると、7元。(1元=16円換算で約120円)
結果的に、西安と同額になりました。(笑)
注:決して、狙って話しかけたわけではありません。念のため。(笑)
買った「煎餅果子(ジエンビングオズ)」を手に、「陽関中路」を「敦煌夜市」の方へ戻り、11時15分、歩行者天国の入り口の上にある牌楼に登ってみました。☟
これ☝は7月5日、敦煌到着日に撮影したものです。
牌楼の上から、北側(地図では上)を望むと、前日昼食のパンを購入した「安旗(Angelia)」と、道を挟んで果物を買いにいったショッピングモール「益旺国際購物広場」の壁が見えています。☟
南側を望むと、遥か彼方、建設中の高層ビルの向こうに、チラッと鳴沙山が見えているのに気付きました!☟
写真だと、ちょっと確認しにくいと思います。
拡大したものがこちらですが・・・・・・。☟
見えるでしょうか?
この日、鳴沙山の上に薄い雲が出ていて、一層見分けにくくなっています。
もし鳴沙山の際まで真っ青だったら、もう少し見やすかったのではないかと。
撮影時、くっきり写らず何度も挑戦して・・・・・・、このレベル。(T_T)
この夏、日本で買って来た一眼レフの望遠レンズなら、綺麗に撮れたんだろうな~と思うと、無念。
かつては、少し高い場所に登りさえすれば、市内のいたる所から鳴沙山が見えたんでしょうね。
そんなことを思いながら、「煎餅果子(ジエンビングオズ)」を食べ終えました。
座る場所はないので、立ったままです。(^^;
この後、牌楼を下り、側にある「敦煌夜市」の「陽関中路」側入り口の土産物売り場に向かいました。
もちろん、駱駝のぬいぐるみを買うためです!!\(^o^)/
2000年1月に来た時も購入し、その時のぬいぐるみは今も実家に保管してあります。
そのぬいぐるみに仲間を連れて帰ってあげよう!と、ついに購入を決意。(#^.^#)
実はこの日、ホテルから「敦煌夜市」まで歩く間も、歩行者天国両脇に並んでいるお店を見て回りました。
でも、直射日光が入って来そうな場所に並べられていると色褪せが心配になり、結局、前日夜も購入を検討した「敦煌夜市」入口の土産物屋で買うことにしたんです。
「煎餅果子(ジエンビングオズ)」を買いに行くため売り場を素通りした時も、お気に入りの1体が笑顔で私を見ていました。☟
(注:客観的に見れば、全部、可愛い笑顔でこっちを見てます)
ところが!
「煎餅果子(ジエンビングオズ)」を食べ終え売り場に着くと、これまで数日、いつも代わり映えのなかった駱駝ぬいぐるみコーナーに異変が!
たくさんいる駱駝の中で、私の一番お気に入りがいた辺りの数個が、ない!!
その辺りだけ、スカッと抜けているではありませんか!!!
あ~~~、ちょうど数十秒前にすれ違った人が、透明な袋に入れられた、黄色い駱駝のぬいぐるみを持っていた!!!!(T_T)(T_T)(T_T)
写真を見る限り、どの駱駝もこんなにかわいいのに、この時の私は本当に異常でした。(^^;
なんとしても自分が気に入った駱駝をゲットする!!!
と、「敦煌博物館」まで足を延ばしたんです。(^^;(^^;(^^;
理由は、「博物館の土産物売り場なら、日焼けする心配がないから」。(笑)
それに、土産物売り場にいらっしゃった日本語が堪能な店員さんに、お別れを言えたらいいな~という思いもありました。
せっかく行くなら、今回は現金ではなく、WeChatでバス代支払いに挑戦!
バスカードをかざす場所の側に、WeChatのQRコードをかざす機械が設置されています。
乗車区間によって料金が異なるので、運転手さんが機械の読み込み部分を手で押さえ、行き先を確認。
乗客はそれからスマホ画面をかざし、QRコードを読み取ってもらって、支払い完了!
この方法は、「白馬塔」や「敦煌古城」のように支払う側が受け取る側のQRコードをスキャンし、金額を入力して支払う方法とは異なります。
非常に簡単に支払い完了!
最初からこの方法を知っていれば、「敦煌博物館」のチケット交付を担当されている方に、わざわざ両替していただかなくても済んだのに・・・・・・。
でも、この切っ掛けがあったからこそ、この方とWeChatを交換し、今も連絡を取ることができるわけです。
そう考えれば、現金払いもコミュニケーション促進の役に立ってくれました。
いずれにせよ、「WeChat」は大活躍!(*^-^*)
※この日、チケット交換の際、両替をしてくださった方にもう一度お目にかかることが出来ました。(*^^*)
12時過ぎ、「敦煌博物館」に到着。
この日の目的は土産物売り場。(笑)
ただ、土産物売り場は全ての展示室前を通過するか、中を横切って行かなければたどり着けない、出口の手前。
そこへ辿り着くまで、前2回で撮り損ねた所などを補いながら前進。☟
でも、ほとんど小走りでやって来た土産物売り場に駱駝のぬいぐるみの姿はなく、日本語の上手な店員さんもお昼休憩で不在。(T_T)
駱駝のぬいぐるみが欲しければ、「敦煌夜市」へ戻るしかありません。
全くもって、何をウロウロしているんだろう~~~???と自分を笑うしかありませんでした。(T_T)
13時、市内中心部に戻る際、初めはバスを待つつもりでした。
でも、暫く待っても来ない!
よし、それなら歩いて戻ろう!
歩けなくなったら、その近くのバス停まで行って、バスを待てばいいや。
せっかくなので歩行数を稼ぎ、ダイエットにつなげたかったのです。(笑)
歩いたのは「鳴山路」。☟
歩き始めるとすぐ、右手に公園が。☟
わぁ~、緑が綺麗~~!
公園に沿って歩きます。☟
ほんの僅かですが、街路樹の影があって、微風もあり、爽やか~。
日傘さえ差していれば、こんな気持ち好い昼下がり、どこまでも歩けそう。(*^^*)
元気よく交差点を渡り、更に前進!!
交差点から少し進んだ頃、ふと足元を見て……。
あれ、この歩道の石板、見たことがある!?☟
この通りは「鳴山路」。
足元にあったのは「古銭」の図柄の石板。
なので、「見たことあって当然」ではあるのですが・・・・・・。
何故に「宋代」?
「宋代」は、かなり「陽関中路」よりのはず。
☟の写真、右側は「敦煌国際大酒店」。
「敦煌国際大酒店」の玄関少し手前から、「宋代」の石板が続いています。☝
そう言えば、前日夜、「佛光西路」まで来た後、さらに先に進むべきかと前方を確認した時、前方はそこまでと同じ時代を繰り返していたので進むのを止めたのでした。(^^;
それなら、このまま歩き続けていれば、そのうち前日夜の最終地点に辿り着くはず。
そして、予想通り、さほど歩くことなく、記憶に残っているクリーム色の壁と、その側の狛犬に辿り着きました。☟\(^o^)/
☝は、9日夜に撮影したもの。
「鳴山路」と「佛光西路」の交差点の北側です。
上に貼ってある地図、「鳴山路」を途中から薄いピンクで塗っています。
その部分に「古銭」の石板が敷いてあります。
これから「7/9、最終地点」から北へ向け、前日撮影したものと合わせてご紹介させていただきます!(*^-^*)
☟、この辺りは戦国時代。
ここで見えているのは「布貨」だけですが、前方には「刀貨」の図案もあります。(^^)/
工事のため、黄色い壁で半分潰されてしまっている所は、戦国時代以外に、前漢のものもありました。☟
せっかく路面をキレイに整備しているのに、通行人の安全のために仕方ないとはいえ、もったいないことをしているなぁ~と思いながらこの場所を通りました。
工事が終了し、この壁を撤去したとして、果たしてもとのまま無傷の石板が出現するのでしょうか???
半分押しつぶされている石板の姿が、ただただ哀れ・・・・・・。(T_T)
手前の二つ、前漢の外戚であった王莽が立てた新(8年 - 23年)の貨幣の形状です。☟
左は紀元10年、右は紀元14年に発行されたもの。
これまでの写真では見えませんでしたが、ちゃんと時代説明の石板もありますよ。☟
発行年は読み取れません。(T_T)
交差点の向こうに「敦煌飯店」が見えてきました。☟
そして右上に、私が期待していた隋唐代を含む時代の案内が!
その案内石板と、各時代の「古銭」石板のアップ。☟
☝右の年代を見て、「おおお~~~、666年!」と一人騒いでいました。(笑)
☟は、「666年」を含む区画全体。
この☟の歩道の右側は、「假日大酒店」。
☝手前の左は後晋(938年)、右は後周(955年)。
もう「西域西路」までやって来ました。(*^-^*)
「假日大酒店」前にあった、通りの案内標識。☟
☟の「古銭」の石板は、上の案内標識写真の一つ上と同一です。(*^-^*)☟
この辺りは「宋代」。☟
暫く宋代が続きます。
途中、ところどころ、「古銭」ではなく、めでたい言葉(?)を1文字ずつ書いた石板、綺麗な図案が施された石板が嵌められています。☟
☟「遼金西夏時期」
☝右下、「遼」の1111年!
他にも前述の「宋」で1234年を発見しました!
二つ合わせてアップにします。(^^)/☟
「唐代」の666年に続いて、大喜び。\(^o^)/
「元明清時期」☟
☝手前二つは元、左は1350年発行、右は1358年発行。
そろそろ、前方に「陽関中路」が見えて来ました。(*^▽^*)
「明」は写りが悪かったのでスルーして、「清」へ。(ーー;)
これも、発行年が「1678年」、「678」と連なってます!(^^)v
この少し先で、「古銭」の石板はおしまい。
古銭に刻まれている文字は何かな~?
面白い発行年はないかな???
戦国時代くらいまで時代を遡ると、色んな形の硬貨があるよな~。
なんて思いながら、ずっと路面を見ながら歩いては立ち止まり、写真を撮っていました。(笑)
地元の方からすれば、「別に出土品をはめ込んでいるわけでもなし、何がそんなに興味深いの?」と変人に見えたかも?(笑)
実は、他にも考えていたことがありました。
「大唐西市博物館」3階に展示されている貨幣です。
これまで古代ギリシャから順次ご紹介しているのですが、3番目の展示室の中央に、大トリとして中国の貨幣が待っています。
そこに辿り着く前に、第三展示室には更にインド亜大陸やイスラム各国、モンゴルなどの貨幣もあるので、「いつになったら中国貨幣に辿り着けるかな~」、「どんなふうに紹介したらいいかな~」と思考が西安に飛んでいました。(笑)
当初の予定では、今、順調に「大唐西市博物館」貨幣のを紹介中のはずでした。
そして、今学期中に貨幣の紹介は終了・・・・・・。
ところが夏の旅行記にこんなにてこずり、今学期も既に半ば・・・・・・。
今の目標は、「2019年1月中に完了!」です。(^^;
以下4枚の写真は、同じ「鳴山路」ですが車道の向こう側、「陽関中路」から曲がって来てすぐの辺りの歩道のものです。☟
排水マンホールの蓋も芸術的。(*^^*)
カシュガルでも、最終日にマンホールの蓋を撮影しています。
実は、西北工業大学内でも、古い年代の物を発見すると、思わず撮影!
昔なら、カメラを持っていないとチャンスを逃してしまう、もしくは日を改めざるを得ない状況でも、今はスマホがあるのでいつでも撮影OK!
パソコン内に保存している写真、日々増加しています。(笑)
それにしても、「敦煌博物館」って、市中心部からこんなに近かったんですね。(^^)v
地図で見た時も、それほど遠いとは思いませんでしたが、まさかこんなに近いとは想像外でした。
これなら、時間がかかってもかまわなければ、「鳴沙山」まで全て徒歩で行けました。
途中、博物館で一休み!(笑)
ここから「陽関中路」に出て、「反弾琵琶伎楽天像」の方へ向かいます。
その間、相変わらず下を向いて写真撮影。☟
上の2枚を撮影後、来た道を振り返って「鳴山路」と「陽関中路」の交差点方向を撮影。☟
下ばかり見ていて、どこを歩いたのか分からなくなったりしないよう、適時、風景も撮影せねば。(笑)
上の写真を撮った場所から、今度は進行方向を撮影。☟
「反弾琵琶伎楽天像」に辿り着くまで、足元にはこんな石板が。☟
この図案が何に由来しているかの説明もあります。
左:元代桃心十一瓣蓮花磚(莫高窟より)
かなりボケていますが、7月8日のブログ「敦煌博物館」の「元」コーナーパネルの下にある磚のことではないかと思います。☟
右:九格兎磚(格:升目のこと。敦煌蘇家堡出土)
九つの升目の中心で跳ねている兎!!!
周囲の花と合わせて、本当に可愛いなぁ~。(*^-^*)
これ、「敦煌博物館」に展示されていました。☟
7月7日のブログでは、「敦煌博物館」の唐代の展示品の一つとして、他の展示品と一緒に登場しています。
※「敦煌博物館」で紹介されている名称は「九宮兎磚」。
「鱔」は「田ウナギ」意味する漢字ですが、その前に「万」がプラスされ、背中に羽まで生えている・・・・・・。
☝これは、7月7日「敦煌博物館」の「魏晋南北朝」のコーナーのパネルで見つけました!\(^o^)/☟
尾の部分が微妙に異なりますが、多分これではないでしょうか?
これだけ、博物館の展示品で該当するものを見つけてあげられませんでした。<(_ _)>
こうして足下見ながら、「反弾琵琶伎楽天像」の前までやって来ました。☟
これで、本当に見納め。(ToT)/~~~
ここから更に東へ、「陽関中路」の「敦煌夜市」入口へ!
黄色のかわいい駱駝、ついにゲットしました。(*^^*)
その後、この旅、各都市で行きつけのようになったパン屋さん「愛的礼物」まで足を延ばし、ちょっと休憩。(*^^*)
前回買い物をした時気になっていた、抹茶ケーキを試してみたかったんです。
その他、機内用にパンを1個購入。
この時、13時50分。
「敦煌博物館」を出発してから50分です。
空港行きのバス乗り場に行くにはまだ時間があるので、この後もホテル周辺、広義の「敦煌夜市」をぐるっと回る予定。
ケーキを持ち歩くのは不便なので、お店のテーブルを使わせていただきました。
ここでは一口かじってから撮影したり、すっかり写真を撮るのを忘れて食べ終えてしまったり。(^^;
今回はちゃんと食べる前に、買ったばかりの駱駝のぬいぐるみと一緒に記念撮影!☟
昼食からおよそ3時間経過。
ちょうどいい、おやつタイム!(*^-^*)
抹茶ケーキ、美味しかったです!
それでは、敦煌最後の散策へ、Go!!\(^o^)/ ☟
「愛的礼物」から「陽関中路」を西(地図左)へ、「敦煌夜市」へ戻ります。☟
地図①:敦煌夜市
14時過ぎ、夏場の「敦煌夜市」は、夜の営業に備えて休憩中。
でも、屋根の下にあるお店は、早朝から深夜まで、ず~と営業していました。
地図②:フルーツ盛り合わせを買っていたお店の横から、「緑洲島酒店」方向
左手の白い壁、黄色い看板が「緑洲島酒店」。
「敦煌夜市」から薄紫色に塗った歩行者天国を通ってホテルへ戻る、何回も通った道筋。
地図③:イスラム寺院(清真寺)の横に出てくる路地。
7月9日の夜景写真に、「西域西路」側からこの通りを写したものがあります。
食事エリアなので、まだどこもOPENしていません。
地図④:イスラム寺院(斜め前から)
③の路地を歩いて来ると、イスラム寺院左隣にある「清真蘭州老字号楊老三牛肉面」の横に出てきます。
地図⑤:イスラム寺院正面
2000年に中国西北部を旅行した時、新疆のイスラム寺院にはドームとミナレットがありましたが、甘粛省の入ると中国式建築に変化していました。
でも、今回、蘭州でもドーム・ミナレットのあるモスクを見かけました。
現在はイスラム式の寺院が増えているんでしょうね。
地図⑥-1:「敦煌夜市」の門
薄紫色に塗っている歩行者天国最南端、「西域西路」に面した出入口の門です。
地図⑥-2:「敦煌夜市」の門前から、「西域西路」の東側を撮影。
地図⑥-3:「敦煌夜市」の門前から、「西域西路」の西側を撮影。
長閑な夏の昼下がり~。(*^-^*)
頭上に道路標識が見えています。
その交差点の手前右側に、「7天ホテル」があります。
地図⑦:歩行者天国「食事エリア」
14時25分、食事エリアのオープンには、まだまだ早い時間帯。
奥の方、通りの真ん中に民芸品を並べるブースが見えます。
あの位置を右に曲がると、ホテルへ。
そろそろ荷物を取りに、ホテルへ戻らなければ!
地図⑧:「緑洲島酒店」
14時半、ホテル前に戻って来ました。
見上げると、私が宿泊していた部屋の窓が見えます。
ホテルがこの位置だったから、行動がとても楽でした。
どこへ行くのも便利!!!
5泊6日、お世話になりました。<(_ _)>
写真を撮った後、2階にあるフロントで荷物を受け取り、「三危路」にあるバス乗り場へ移動!
15時5分、乗り場へ到着。☟
取発時間を待つバスの中には、既に乗客が数名いました。
ここでびっくりな再会が!
☟の写真の左端、白シャツの男性が立っています。
偶然写りこんでいた、この方が運転手さんなのですが・・・・・・。
なんと!
7月5日、敦煌駅到着後に乗ったバスも、この方が運転していたんです!!
その日、私は助手席に座り、後ろの席のお客さんと、時には運転手さんもご一緒に話をしていました。
日本人だとも公表していたので、運転手さんの印象に残っていたようで、私のことを覚えていてくださいました。(*^-^*)
バス、ついに出発。
これで敦煌ともお別れ・・・・・・。(ToT)/~~~
敦煌を去ることは、私にとって単に敦煌旅行が終わるだけでなく、この夏の旅行全行程が終了することを意味します。
敦煌だけでなく、ここまでに回って来た他都市のことも思い返しながら、しんみりした気分で車窓を眺めていました。☟
すると、「莫高窟デジタル展示センター」の手前で、若い女性が一人下車。
何故、こんなところで???
以前、7月7日のブログで、
『敦煌では毎日、「敦煌盛典」・「又見敦煌」・「絲路花雨」というショーが上演されている』
『鳴沙山近くの「敦月路」に入ってすぐの辺りに「敦煌山庄」というホテルがあって、そこに上述の中の一つ、「敦煌盛典」を上演する舞台がある』
ということをご紹介しました。
ここ、「莫高窟デジタル展示センター」の西側には、「又見敦煌」を上演する舞台があるんです。
「三危路」の「東大橋」からここまで、3元。(1元=16円で換算すると、約50円)
個人で観劇に行く際は、このバスを利用できます。
でも、19時頃で運行が終了すると教えてもらったので、ショーが終了した後は、タクシーで市内に戻るしかないかと。
その後、進行方向右手に「莫高窟デジタル展示センター」を眺めてほどなく、敦煌駅に到着しました。☟
手前の広場の前を素通りし、右側の道から駅舎前まで回り込みます。☟
敦煌で5泊もしたので、新疆での出来事をすっかり忘れていました。
新疆では駅舎のこんな近くまで、バスで乗り付けることなんてできませんでした。
もちろん、自家用車やタクシーも同様です。
遥か離れた位置で降りるしかなく、そこから徒歩で、しかもいくつも安全検査を受けながら前進・・・・・・。(^^;
今となっては懐かしい記憶ですが、当時は暑い盛り。
小型とは言えトランクを引っ張り、傘を差して歩くのはかなり面倒で疲れました。
それを考えると、敦煌は便利。(*^-^*)
上の写真、手前に男性が写っています。
この方が下車する際、なんと!WeChatで料金を支払いました!!!
乗客がスキャンするためのQRコードが、こんなところに貼ってあったんです!☟
乗り込む時、わざわざ振り返って頭上は見ないですし、降りる時は荷物の確認と足元を見るのに精一杯。
そんなわけで、このバスに乗るのはこれで4回目ですが、4回目にして初めて気付いた次第です。(笑)
私はもう現金で支払いを済ませていたので、ただ支払いができるのを確認しただけ。
ここの支払い方は、昼、「敦煌博物館」に行く時に乗った市内バスとは違います。
「白馬塔」や「敦煌古城」の支払い方と同じで、支払う側が受け取る側のQRコードをスキャンし、自分で金額を入力して「支払い」をタップすればOK。
電子マネー払いが利用できない場所なんて、もうほとんど存在しないんだと実感しました。
15時35分。ついに、敦煌空港へ到着。☟
ここでは、バスは建物のエントランスまで接近できません。
手前で降りて、運転手さんにご挨拶して、お別れ。
バスは市内方向へ引き返していきました。
さて、と・・・・・・。
これで本当にラスト。
もし友人がいて、車で駐車料金を支払ってエントランスまで送ってくれたなら、こんな遠目から敦煌空港を見るチャンスはなかったわけです。
せっかくのチャンス、真正面から写真を撮りつつ接近するぞ!!!\(^o^)/
まずは、中国国旗の手前から。☟
青空に翻る赤い旗!
ポールの前に出ました。☟
空港も敦煌らしい、中国建築風。
宮殿っぽい、太鼓橋?☟
ついに、エントランス前まで到着しました。☟(*^-^*)☟
☟、国内線出発ロビー入り口前。
このターミナルは「T3」。
私が乗る「天津航空」は、上から四番目。
歩いて来た方を見てみると・・・・・・。☟
両脇に白い欄が備わった太鼓橋があって、その向こうに広場。
もし、もっと高い目線で写真を撮っていたら、皇帝が謁見するような雰囲気に見えませんか?(小規模なことは、突っこまないでくださいネ。笑)
手前のモニュメントも入れて、もう一枚!!!☟
これだけ撮れば、国内線は満足です!(^^)/
そう、今まで見えていたのは国内線ターミナル。
敦煌空港、これだけではありません。
国際線ターミナルもあるんです。
そっちにも行ってみましょう!!!\(^o^)/
国際線ターミナルへ移動中に振り返った、国内線ターミナル方向。☟
国内線・国際線ターミナルをつなぐ、中間の建物。☟
やっぱり、とっても中華テイスト。(*^^*)
国際線ターミナル、エントランスです。☟
国際線ターミナルが「T2」。☟
あまりにシーンとしているので、まだ使用していないのかと思ったくらい。
気になったので、安全検査が済み、搭乗口に行く前に立ち寄ったお手洗いで、掃除をしていた女性に尋ねました。
この日、国際線はフライトがないので閉まっていたそうです。(笑)
国内線ターミナルの外側で、最後の風景撮影。☟
もう、目的とかはありません。
ただ、ただ、敦煌の景色を眼底に、そしてカメラに、焼き付けよう~~~!!!
満足しました。
ターミナル内に入ります。(*^-^*)
私が乗る天津航空「敦煌→慶陽(庆阳:Qingyang)経由→西安」の案内です。☟
チェックイン手続き、15時45分から始まっていました。
数人しか待っている人がいなかったので、チェックイン、あっという間に完了!
その後、「T3」内を撮影。
チェックインカウンターに向かって左手にある、国内線到着出口。☟
国内線到着出口のアップ。☟
その反対側に、安全検査前の様子。☟
行列、ありません。(笑)☟
なので開いているのは1箇所だけ。
私が並びに行った時も、前には赤ちゃんを抱いた女性が一人いらっしゃただけ。
ただ、この方に問題が発生し、私の後ろに長い行列が・・・・・・。
それでも、他の窓口を開けなくても対応可能なレベル。(笑)
こんな長閑さも、私が敦煌を好きな理由の一つです。
安全検査が終わると、搭乗口のある2階へ。☟
ピンボケ、すみません。<(_ _)>
エスカレータで2階に上がって左側、搭乗口前。☟
空港の建物自体がこじんまりしているので、搭乗口前はなんとなくバスターミナルっぽい感じ。
ちょっとお手洗いへ・・・・・・、の移動も近くて便利。(*^-^*)
振り返って反対側。☟
こちら側に、私が乗る飛行機の搭乗口「301」があります。
アップ!☟
「301」がはっきり見えます。
気になったのが、左側に書かれている「↑ International Terminal」の案内。
小さな国際空港だと、チェックインロビーや出発ロビーが、国内線・国際線で相互に行き来が可能だったりします。
地元岡山の「岡山桃太郎空港」もそうです。
でも、搭乗待合ロビーとなると、国際線では出国手続きを済ませた後に赴く場所。
国内線の待合ロビーから直接行ってよい場所???
この先に出国手続きをする場所が設けてあるのでしょうか?
でも、それなら、わざわざ国内線待合ロビー経由で移動する意図は何???
今もって不思議に思う「↑ International Terminal」の表示です。(笑)
16時35分、「301」搭乗口までやって来ました。☟
搭乗チケットに案内されている搭乗時刻は「16時45分」。
後10分ほど~、と思っていたら、すぐに搭乗手続き開始!
シートに座って別れの余韻に浸る時間がない~~~!!!(T_T)
でも、遅延しないなんて、素晴らしい!(笑)
ボーディングブリッジの窓から、敦煌の風景を見納め。☟
地平線すれすれから頭上まで、覆いかぶさってくるような小さな雲の集団。☟
地平線を起点に、大地と空に挟まれてしまいそう。
普段、高層ビルに囲まれていたり、プラタナスの枝葉に視界を遮られ、こんなに広い空を見ることは稀です。
日本の地元では、山に囲まれていましたし。(笑)
なので、私の中で空とは「頭上にあるもの」と認識されています。
その空が、あんなに低い位置から広がり、雲も地平線から湧き出しているみたい。
夜空を埋め尽くす無数の星を見てならともかく、青空と流れる雲を見て「宇宙」が思い浮かんでしまいました。
17時06分、飛行機は定刻17時15分より早く出発!(^^)v
暫くすると、軽食が配られました。☟
お水とハムサンド1個・・・・・・。
機内食があっただけでも、幸せ?
これを見越してパンを買って来たのは正解です。(笑)
食事が終わり、一息ついたころ、アナウンスが始まりました。
アナウンスの出だしは「很抱歉地通知各位・・・・・・」
この出だし、空港にいる時に耳にすると、最後まで聞かなくても「ああ、飛行機が遅れるんだ~」、もしくは「搭乗口が変更になった?」と想像できます。
それを機内で聞いたなら、何か問題が発生したのは確実。
緊張して耳をそばだてました。
原因部分は聞き逃しましたが、理解できたのは「この機体は慶陽を経由せず、西安に直行する」ということ。
夏場だったので、雷雲の影響で降りられなかったのかも知れません。
これ、本音を言えば、西安へ戻る私にとってはありがたい出来事でした。
でも、敦煌から西安への途上にある慶陽へ行く人たちにとっては一大事!
目的地を行き過ぎてしまうんです!!
目的地が慶陽だった人たちの話を耳にしたところでは、当日、西安から慶陽に飛ぶ天津航空のフライトはなく、航空会社の手配を待つなら、目的地到着は翌日になってしまうようでした。
急ぎの人は取りあえず、自分で「西安→慶陽」行きのチケットを手配するしかありません。
それから、航空会社と交渉?
私自身、飛行機の遅延により国際線への乗り継ぎに間に合わず、翌日のフライトへ変更されたら、翌日は台風でフライトキャンセルと言うような目に遭ったことがありました。
フライトが予定通りに飛ばないことの影響の大きさは、身に染みてよく分かります。
なので、西安に到着し、焦りながら預け入れ荷物が出てくるのを待っている方々を目にするにつけ、お気の毒でしかたありませんでした。
このような事態になった結果、西安到着時刻は定刻20時25分より1時間以上も早い、19時18分。
西安で出迎える側の人たちも、焦ったかも?
この日まで2週間、私は新疆や甘粛省の乾燥した地域にいました。
西安も西北部に属するので、基本的には乾燥しているのですが、それでも、カシュガル・トルファン・敦煌ほど乾燥してはいません。
しかも、この夏、6月末から7月初め、西安は雨続きでした。
飛行機からボーディングブリッジに移った途端、普段なら西安到着時に感じることのないねっとりするような湿度に驚きました。
それもそのはず、ご覧ください!☟
湿度に注目すると、敦煌は23%、西安は・・・・・・92%!!!
西安は雨が上がったばかりでした。
気温は24度。
暑いところにいたので、肌寒い~。(笑)
空港から市内へのリムジンバスに乗り、労働南路にあるバス乗り場で下車。
そこから労働南路を、徒歩でまっすぐ南下。
少し歩くと、前方にマンションがチラッと見えてくる、それくらいの短距離です。
あっという間に大唐西市城まで戻って来ました。☟
やっぱり、この景色が大好きです!
マンション到着前に、「戻って来た~~~!!!」と実感!!!(笑)
西北工業大学の西門へも、帰還の挨拶!\(^o^)/
「帰りました!!!」
これで、6月28日~7月10日までの旅行記、全て完了です。
2週間の旅行ブログなのに、4か月もかかってしまいました。
読んでくださる際、間が空きすぎ、前はどうだったか思い出せないことも多かったのではないでしょうか?
にもかかわらず、ここまでお付き合いいただき、誠にありがとうございました。<(_ _)>
これで、私の夏もようやく終わります。
今後は、また大唐西市博物館の貨幣や、西安の身の回りで起こったこと、回民街などを書いていきたいと思います。
引き続き、よろしくお願いいたします!!!(*^-^*)