書院門にある「関中書院」と西安駅近くにあるユースホステル「西安七賢国際青年旅舎」2020/1/11関中書院追記
020 2019年12月9日(月曜日)。
前回の記事アップから、2ヶ月以上間が空いてしまいました。
この間、引越し、就職活動、仕事開始・・・・・・と落ち着いてパソコンの前に座ることができず、気付けば季節は冬です。(゚Д゚;)
11月12日には、敦煌から早々と初雪の便りが届きました。
西安にもみぞれが降ったりして、最低気温はマイナスに。
そこまで寒くなくない我が家の周辺でも、綺麗だった紅葉は茶色の枯れ葉になってしまいました。
朝は霜が降りて、車の窓ガラスが凍り付き始めた季節。
西安から戻って来てそろそろ5か月が経とうとしています。
季節もすっかり変わってしまったというのに、今さら何を書こうとしているのかといいますと・・・・・・。
やっぱり、帰国前の、真夏の西安なのです。(笑)
季節外れの青空と緑豊かな写真ばかり登場しますが、お付き合いください。(*^-^*)
目次
時は、2019年7月4日(木曜日)まで遡ります。
この日、西安は快晴!!!(*^▽^*)
友人に誘われ、書院門にある友人の実家側にある「関中書院」と、お姑さんが経営するユースホステルに遊びに出かけました。
西安滞在最後の半月ほどの写真には、撮影日時が入っています。
毎日何かしら予定があって、いつどこへ行ったか混乱しないよう記録しておきたかったんです。
ブログの紹介では、話の流れの都合で、撮影時間が前後して並ぶこともあると思いますが、気にしないでくださいね。
では、スタート!\(^o^)/
【城壁南門周辺】
マンションを出て陸橋を渡り、友人の車が待っている西北工業大学西門側の歩道へ向かう途中に写した南方向。
☟の写真では見えにくいかも知れませんが、ビルの向こうに南山が見えていました。
南山が見えると言うことは、空気がとても澄んでいる証!(^_^)v
☟、北側も青空が広がっています。
青空がとても気持ちよい日でしたが、非常~~~に暑い日でもありました。
これから行こうとしている書院門は、☟の図の④辺りにも駐車場があるのですが、満車なことも多いようで、友人は①近くの地下駐車場に車を停めました。
☝の①~④を通って、徒歩で書院門に行く道中で撮影した、懐かしい西安の写真をご覧ください。(*^-^*)
☟、①緑地帯十字路から、北向き。
上の写真、左端に写っている果樹のアップ。☟
この実は・・・・・・、スモモ???
①十字路から撮った写真の奥に見えるカラフルなアーチの方へ進むと、何だか楽しそうな赤い提灯が連なっていました。☟
☝の左手は、夜になるとこんな感じ。☟
カラフルなアーチは、いろんな色に光り輝きます。☟
①から②へ移動。手前に植えられているのは、柘榴です。☟
この柘榴の花は、西安の市花。
☝、南門前の広場が目前です。
②、南門を眺めながら、城内へ向かいます。☟
②にある橋のたもとから堀を覗くと、アヒルやガチョウが気持ちよさそうに泳いでいました。☟
ガチョウたちから視線を上に向けると、南門から東へ走る城壁が見えます。☟
③辺りを通過時に撮影した、緑。ここにも柘榴の花が咲いています。☟
☟、真夏の青々とした槐の葉と、それを透かして降り注ぐ真夏の太陽!綺麗~~~!
【関中書院】
少し歩けば、すぐ城壁に辿り着きます。
城壁の下をくぐれば、④書院門は目と鼻の先。☟
書院門とは、ここから東にある碑林までの通りの名称です。
通りの名前は、これから行く「関中書院」に由来します。
牌楼から⑤の「関中書院」へ向かう途中の路地。☟
この路地の入り口辺りは、額縁を作っているお店が軒を連ねていました。
そのお店が途切れた辺りに、友人の実家はあります。
1階は書画を販売するお店。
古い家が連なっている地区の特徴とでも言えばいいのでしょうか。
2階、3階へ上がろうと思うと、一度路地に出て、お隣のアパートの入り口から中に入り、アパートの通路を通って彼女の実家の2階へ・・・・・・と、ちょっとルートが複雑です。(^^;
友人の実家は、ちょうど内装工事中でした。
古い建物の上、周囲を隣の建築物に取り囲まれていてちょっと不便な間取りではありますが、南門城内、書院門という立地条件は抜群デス!
ここで少し休憩してから、「関中書院」へ向かいました。
何と言うことでしょう!(゚Д゚;)
私は「関中書院」の正面写真を撮り忘れていました。(T_T)
そこで、百度百科から写真を拝借。(^^;
なぜ撮り忘れたかと言うと・・・・・・。
中にある食堂が開いている時間内に食事をしようと、私達はちょと慌てていました。
向かって右の通用門を通り抜け、食堂へGo!\(^o^)/
私が食べたのは「砂鍋」。☟
湯葉や細く切った豆製品、同じく細く切ったコンブやチンゲン菜、キクラゲなどが入っています。
写真を写した時刻を見ると、12時を少し過ぎたばかり。
慌てる必要はなさそうですが、現在、ここは『西安文理学院書院校区』となっていて、食堂は決められた時間しか開いていないようでした。
開いていても、行くのが遅いと残りものしかありません。
私達が行った時も、友人おススメのメニューは既に売り切れ。
ここでは食堂専用のカードにお金をチャージして、料理を購入します。
フードコートとは異なるので、学校関係者か、近所の人くらいしかこのカードは持っていないんじゃないでしょうか?
昼食を終えて、見学スタート!\(^o^)/
見学ルートは、正面からではなく、裏手から。
赤い柱が連なる廊下を通って、講堂前まで前進。☟
☝、この廊下の途中に、壁が切れている所が見えます。
壁の左手(東側)は、多分、『西安文理学院書院校区』エリア。☟
朱塗りの扉の内側に、黒板がありました。
黒板には、「『関中書院』は明清時代、陝西の最高・・・・・・」とチョークで書かれています。
写真に写っている文字をオリジナル写真を拡大して確認すると、百度百科の紹介文とほぼ同じでした。☟
黒板に書かれていたのは、黄色で色付けした部分です。
参考として、一部を簡単に訳してみますね。(*^-^*)
「関中書院」は明・清二つの時代における陝西の最高学府であり、また全国四大著名書院の一つ、西北四大書院の最高峰である。現在の陝西省西安市に位置する。書院の建築物は広大で、中央の講堂6部屋は「允執堂」と言い、左右の南に四部屋、東西の号房6部屋(旧時の「伝達室」らしいです)・・・・・・。
辞書によると、「書院」とは、「地方に設けられた学問所」とあります。
この扉の前をもう少し進み、紹介文に登場した「允執堂」の前へ出たいと思います。
実は、赤い柱の右側に見えている壁は、「允執堂」の壁なんです。(*^-^*)
「允執堂」の壁が途切れ、右へ向かおうとすると・・・・・・。
軒下に、鉢植えの蓮が並んでいました。☟
☝の鉢を、向かって左からアップで。☟
こちら☟、「允執堂」の正面横から。
☟、「允執堂」正面を、孔子像越しに。
空の青、槐の緑、看板(?)と毛氈の赤のコントラスト、そして日差しを遮って揺らぐ槐の陰。とってもキレイ!!!(*^▽^*)
孔子像の横へ回り込んで、「允執堂」のアップ。☟
孔子像の前から、入り口の方を眺めると・・・・・・。☟
入り口へとまっすぐ伸びる道の上に、槐の枝がアーチのように張り出して、気持ちいい木陰を作ってくれていました。
☝☟、中央の道の両サイドに設置された、切絵風の顔がついた赤い筒はなんでしょう?
夜になると、明かりが灯ったのかな~?
今となっては、知る術ナシ。(T_T)
この顔のデザイン、なんだか不思議。
左右3つの白い〇が、涙みたいに見えるのですが・・・・・・。
涙では縁起悪そうだし、別の意味があるんでしょうね。
こちら☟は、「允執堂」を背にして左側の様子。
感
「进贤(進賢)」と書かれた額のある門をアップ。☟
簡体字で書かれているので、この額は古いものではなようです。(笑)
「進賢」門の横から、南側、二階建ての東屋方向。☟
この☝写真左手に、建物の紹介らしきプレートが写っています。
どうしてこれのアップを撮っておかなかったんでしょう・・・・・・。(◞‸◟)
東屋の二階軒下には「醒鐘亭」と書かれた額があります。☟
この「鐘」の字も簡体字のように見えます。
ここからは、反対側(西側)の建物を見てみましょう!
「進賢」と書かれた門の向かいにある、「归厚(帰厚)」と書かれた門。
「帰厚」門から南へ続く壁と東屋。☟
☟、「醒鐘亭」と向かい合う「暮鼓亭」です。
「醒鐘亭」には鐘がありませんでしたが、こちらには太鼓がありました。
朝は「醒鐘亭」の鐘、夕刻は「暮鼓亭」の太鼓で、時を知らせていたんでしょうね。
「暮鼓亭」の南側には、池がありました。☟
水路のような池の中には、鯉がたくさん!!!
気持ちよさそうにい泳いでいました。
池の南端に置かれた奇岩。
夏の昼下がり、岩肌を流れ落ちる水の音が、耳に心地よく響いていました。
ところでこの岩☝、モアイとかマーライオンに見えませんか???(笑)
「允執堂」の真向かいにある門に到着。
そこから「允執堂」と孔子像を見納め。☟
この門を出ても、まだ「関中書院」の敷地内です。☟
左右には蔦植物の棚があり、その両脇に事務室が並んでいます。
☝、友達です。
ちょくちょく、これまでのブログにも登場してるんですよ。(*^-^*)
棚から延びる植物の緑の葉と、オレンジの花がとってもキレイでした!☟
こんなに強い日差しでも、緑の木陰に入っていると、風が心地よくて爽やか。☟
木々の枝の向こうに、色んな機関の事務室が並んでいます。☝☟
この辺りにも蓮の鉢植えが並んでいました。☟
ここの鉢には、まだ花が残っていたので、撮影。(*^^*)
日差しを浴びて、透明感のある綺麗な蓮の葉が印象的。
普段は、西工大校内の噴水や、近所の公園の池に咲いている蓮しか見る機会がありません。
こんな見上げるアングルから、蕾を写せて大喜び!!!
武漢にいた時は、食べるためにしょっちゅう買っていた「莲子米(蓮の実)」。☟
この大きな緑の部分を割って、コロンとした小さな実を取り出し、その緑の皮を剥いて、中の白い実を食べます。
新鮮なものは、ほのかに甘味があって美味しいんですヨ。(^_^)v
白い実を乾燥させたものも売られていて、武漢では土産物売り場に並ぶ特産品でした。
白キクラゲやクコの実・干しナツメなどと一緒に煮込んで、デザート風にして食べたりします。
買うことはありませんでしたが、西安でも時々道べりで売っている姿を見かけました。
☟、次の門を潜って外へ出ます。
この門の外側、右手(西側)には、「張載」と言う人物の胸像がありました。☟
百度百科に、
「張載が伝統文化に与えた影響で、最も大きなものは関学創立である。張載が後世の儒家学者に与えた影響はとても大きく、北宋から清代まで、常に伝承者が存在した。その内、明末の馮従吾は張載の思想を受け継ぎ、500年余りに及ぶ関学発展の歴史を総括、関中書院・首善書院を前後して創建した。馮従吾の努力の下、関学は再び繁栄をみせた。」
のような紹介がありました。
こちら☟、原文です。
『张载对传统文化最大的影响莫过于创立关学,对后世儒家学者影响很大,从北宋时到清代,历代都有学习传承者。其中,宋代的吕大钧、吕大临、苏昞、范育、李复等人对关学的形成与发展起了重要作用。明末冯从吾,全面继承张载思想的为学传统,并总结了500余年的关学发展历史,先后创建关中书院、首善书院,在他的努力下,关学复呈现繁荣景象。』
参考に訳してみたのは、「関中書院」に関係ある赤色部分です。
参考のさせていただいた「百度百科」のURLはこちら☟です。
Wikipediaの「張載」の紹介も、参考にURLを添付しておきます。
Wikipediaでは「関中書院」を創建した馮従吾の名は出てきませんでしたが、「大塩平八郎」の名前が出てきました。
儒学繋がりとは言え、北宋時代に生きた「張載」の紹介で、日本の江戸時代後期の人物の名が出てきて驚きです。(笑)
ゆっくり写真を撮り、見学を終えて外の門へ出る時には、通用門は閉じられていました。
でも、鍵は掛かっていなかったので、勝手に開けて外へ。(笑)
こう書くと、「関中書院」はお昼休みしか見学できないのでは?と思われるかも。
実際、私は、お昼しか見学できないんだろうな~と思っていたんです。
ただ、ブログに紹介したのに、公開時間が不明確では無責任。
そこで、ネットで調べると・・・・・・。
「現在は一般公開されていない」というものや、具体的な時間が紹介されているものもあり、情報はマチマチ。
そこで、写真にも登場していた友人に頼んで、確認してもらいました。
近所に住んでいるお母さんが、尋ねに行ってくださった結果は・・・・・・。
2019年12月5日(木曜日)の時点では、毎日14:00~17:00、一般公開されているとのこと。
チケットは入り口東側で引き換えるそうです。
東側というのは、☟の写真の左手前あたり。(訂正:右手前)
具体的な場所は、記されていませんでした。(^^;
身分証明書を提示して、無料でチケットを交換できるようです。
午後、書院門を散策する時、時間に余裕があれば立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
【2020年1月11日追記 】
年末年始の9連休を利用して、西安に行って来ました!\(^o^)/
半年前まで2年間も滞在していたのに、また行くのか?
他に行きたいところはないのか?
なんて思われるかも知れません。(^^;
確かに、他にも行きたいところはたくさんあるのですが、一番行きたいのは西安!なのです。(笑)
そして、書院街に立ち寄った時、すぐ上でご紹介していた「関中書院のチケット交換場所」の方角を間違えていたことに気付きました。
「門の東側」は、写真では右手にあたります。
西側(写真右手)にはかつて中を見学したことのある民芸品店があったので、そこで引き換えるんだと早とちりしたんです。(◞‸◟)
すみません。
今回、現地に行って、「あれ、西と東が・・・・・・、間違ってるっ!(゚Д゚;)」と真っ青です。
改めて、今回撮って来た写真と合わせて、ご紹介し直しますね。<(_ _)>
こちら、書院街入り口にある宝慶寺塔の前に、たぶん新しく設置された「書院門歴史文化街区」の案内板がありました。☟
案内をアップにします。☟
パソコンで見られているなら、画像をクリックしていただくともう少し大きくなると思います。
この地図に南側の城壁が描かれていたので、その外側にある環城公園にある「吉備真備記念庭園」の位置も追加してみました。
岡山出身の大先輩縁の記念庭園です。(*^-^*)
「吉備真備記念庭園」と環城公園については、こちらをどうぞ!☟(*^-^*)
角度は違いますが、牌楼周辺の夏・冬の雰囲気の違いをどうぞ。☟
牌楼の下を通って東へ進み、後少しで友人実家のある路地に到着する付近。☟
この写真の右端には、「関中書院」の門前で書画の実演を取り囲んで眺めている人々の姿がチラッと見えています。
そのくらいの距離間の場所、書院街の南側に「于右任旧居博物館」があります。
これまで何度か書院街にやって来て、一度も扉が開いているのを見かけたことがなかったのですが・・・・・・。☟
扉が開いていました!!!\(^o^)/
于右任は清末から中華民国にかけての政治家・軍人・書家・文化人・教育家・ジャーナリストで、来日してい時期もある、日本と関わりのある人物です。
詳細は、☟Wikipediaの紹介をご覧ください。
この旧居は、「百度百科」によれば、于右任が1494年に台湾へ移る前に西安で住んでいた場所です。
第一夫人高仲林と娘の于芝秀は、于右任が台湾へ移った後もこの屋敷に住んでいたんだそうです。
住所は書院門52号。
2019年5月から正式に公開されたと、「百度百科」では紹介されています。
なるほど、だから扉が開いているのを見かける機会がなかったんですね。
入り口左には「西安于右任故居記念館」と書かれたプレートが取り付けられています。
ネット上でも年代が古いと「記念館」と表記されています。
ところが、公開されている時間やチケット代を検索してみると、最近の日付のものは「博物館」となっていました。
正式公開に合わせて、変わったのかな?
で、なぜネットで検索などしているかと言えば、今回の書院門訪問は予定外。
時間が押していて急いでいたところ、偶然、扉が開いていたので写真を撮って満足。
12月初めにアップしたばかりの「関中書院」で入り口正面写真がなかったことが気になっていたったので、それを撮りに行くぞ!とすぐその場を離れました。
結果、「関中書院」の写真は撮れたけれど、「于右任旧居博物館」に漏れが・・・・・・。(^^;
ネット検索の結果は・・・・・・。☟
【見学時間】
火曜日~日曜日:10:00~20:00。19:30入館停止(「9:30~18:00」の表記もあり)
チケット代:大人1人30元(チケット取り扱いサイトなどでは25元で取り扱っている所もアリ)
情報にはバラツキがあります。
一定期間すると変わることもあると思いますし、あくまで参考として見ていただいて、見学の際は現地で事前にご確認ください。m(__)m
そして、追加記事の本題!☟
「関中書院」のチケットを交換できる場所をご覧ください。(*^-^*)
☝、漢中書院の門が見えています。
路面に置いた紙に、その場で文字を書くパフォーマンスを眺めている人だかりが見えます。
「関中書院」の門前両側に、建物の様式が統一されたお店があります。☟
左側が、私が勘違いした西側のお店。(◞‸◟)
右側が、受付けがある東側のお店です。
では、「関中書院」の門側にある入り口から、中に入ってみましょう!☟
この扉から中に入ると、左手に受け付けがありました。
☟、店内にある受付けの様子。
「访客登记处(訪問者受付け所)」です。
ここで、中国人なら身分証明証を、外国人ならパスポートを提示します。
この時は既に17時を回っていたので、お店の人に「今日はもうダメよ~」と言われてしまいました。(笑)
以上、補足でした。(*^^*)
【城内の道路風景1】
「関中書院」の見学後、少し友人の実家で休憩し、駐車場まで移動開始!\(^o^)/
来た時と同様、城壁南門の東側を通って、城外へ。
上の地図の⑥。☟
城壁の真下から見た、城外の様子。
正午ごろと比べると、少し雲が出てきました。☟
雲に遮られた太陽。
雲間から漏れる日差しが、なんとなく荘厳な感じ。(*^^*)☟
ここからの写真は、友人の車の中から撮影したもの。☟
南大街を、彼女の義理のお母さんが経営するユースホステル「西安七賢国際青年旅舎」へ向かっています。
正面に鐘楼が迫って来ました。
こんな間近に鐘楼を見ることができるのもあと数日・・・・・・。(T_T)(T_T)(T_T)
当時の私の心境です。(笑)
なので、大きさが多少違うだけの鐘楼を何枚も撮りました。
その中の1枚。☟
徒歩でこの位置まで来て撮影することはできないので、貴重!(私にとって、デス)(笑)
鐘楼の東側を通過中、右手に見える「中国郵政」の建物と、地下鉄工事の現場。☟
今度西安に行く時には、この地下鉄工事、終わっているでしょうか?
北大街へ入りました。☟
「西安七賢国際青年旅舎」までの移動ルートは、☟地図の緑のラインをご参照ください。(^_^)v
【西安七賢国際青年旅舎】
北大街を北上し、地下鉄1号線が走る四五路で東へ右折。
四五路の途中で左折して北新街に入り、「八路軍西安辧事処記念館」入り口前を通って、四七路を右折。☟
☝、四七路です。
二つ下の写真に写っている、「西安七賢国際青年旅舎」側のバス停から撮影。
四七路に入るとすぐ、入り口の扉があります。☟
住所は、北新街七賢庄北院2号。
日本語版のCtrip(Trip.com)での表記は、「シーアン 7 セージズ ベル タワー ユースホステル(7 Sages International Youth Hostel)」となっています。
ホテル情報は、☟をご参照ください。(*^-^*)
シーアン 7 セージズ ベル タワー ユースホステルの口コミ情報・宿泊予約|Trip.com
北新街と四七路の交差点からは、だいたいこれくらい☟の位置です。
これ☝、上述のバス停です。
ここで、「七賢庄」について少しだけご紹介しますネ。
「七賢庄」は北新街中ほどの東側に位置する、四合院式の平屋建ての建築群の名称です。
「百度百科」によれば、1936年に完成。
全部で10院建設されました。
その名称は、「魏晋時代の竹林の七賢の故事」に由来すると紹介されています。
七賢庄の1号院・3号院・4号院・7号院は、かつての「八路軍西安辧事処」。
1988年、「八路軍西安辧事処記念館」として、「全国重点文物保護単位(中国の国家級文化遺産)」に指定されています。
西安の人々にとっては、「七賢庄」より「八辧(バーバン)」の方が耳に馴染みがあるようです。
無料で公開されてるそうなので、興味のある方は立ち寄られてはいかがでしょうか?
ちなみに、私は時間が無く、見学していません。(^^;
それでは、話を「西安七賢国際青年旅舎」に戻しますね。(*^-^*)
扉を開いて中に入ると、すぐに受付けがありました。☟
☟は、受付けの奥、道路に面した扉を開いた正面にある「目隠し壁」。
☝の目隠し壁の向かって左手には、宿泊施設が連なっています。☟
「目隠し壁」の裏手に回り込むと・・・・・・。☟
そこは、四合院の中庭。
私たちは、女の子が座っているブランコの辺りから、中庭に入りました。
中庭は、宿泊客が食事をしたり、寛ぐ空間です。☟
上下黒い服を着た男性の後方の建物は、バーやビリヤードが出きるようになっているのですが、それは敷地内を一回りした最後にご紹介。(^_^)v
ここでは、建物入り口左右で、私の目を引いた物をご覧ください。(*^-^*)☟
入り口左手の食虫植物と、花の陰からチラっと覗く、敦煌の反弾琵琶伎楽天像を思い出させてくれた石像です。
この中庭で、友達の義理のお母さんから、食事をご馳走になりました。☟
外国人利用者も多いようで、洋食も豊富。(*^^*)
では、「目隠し壁」の前まで戻って、「七賢庄」の中を散策しながら、ユースホステルのお部屋を拝見!☟
☟、鍵穴が連なっているみたい。(*^▽^*)
この日はほぼ満室で、この鍵穴(笑)の左に連なるお部屋は拝見できませんでした。
【ファミリーロフト】
鍵穴を潜りながら奥へ進み、途中、右に曲がった場所にありました。
1階と2階にダブルベットがあります。
1階奥にある洗面台・トイレ&シャワー。☟
シャワースペースには、冬場の寒さ対策用の「浴覇(浴室暖房機)」もあります。
大きな丸いランプのことです。
部屋全体を温める集中スチームがついているので、シャワースペースもさして寒くないと思うのですが、これがあるととっても温かいのです。
2階はこんな感じです。☟
こちらも、ダブルベット。
2階から見下ろすと、こんな感じ。☟
照明のデザインがお洒落だな~。
右側の壁には、熱湯が循環する大きな集中スチーム設備があります。
この部屋のお値段、オフシーズンの12月だと、Trip.comでは税込6,057円。
なぜ中国のホステルなのに税込み?
日本円だから消費税がかかるんでしょうか?
この辺、勉強不足で分かっていません。(^^;<(_ _)>
ちなみに、Ctripの人民元だと、276元。
これまで1元=16円で換算してきましたが、同じ部屋の価格を比較するので、現在のレート1元=約15円を採用してみます。
276元は、4,140円相当です。
海外からの予約は、やっぱり高くなるんですね。
お値段は、日々変動しているので、参考としてご覧くださいね。(^^)/
四合院はこの先も続きますが、「西安七賢国際青年旅舎」の敷地はここまで。☟
ここから、右手の藤棚の奥へ向かいます。
藤棚の奥から、上の写真の位置を撮影。☟
【ファミリー四人部屋】
これから見させていただく部屋は、2019年12月8日現在、いくつかの日程で検索しましたが、既に予約いっぱいのようです。
なのでTrip.comには掲載されていません。
中国語版のCtripでは、キャンセル待ちの申請をしている人がいました。
人気があるんですね~。
中国語版では、「家庭四人间(ファミリー四人部屋)」と紹介されています。☟
ロフトの時は写していなかったのですが、「西安七賢国際青年旅舎」の扉はカードキーで開け閉めするようになっています。
さっき見たロフトも四人部屋なのですが、何が違うかと言いますと・・・・・・。 ☟
面積も広いし、設備も高級!
扉を入ってすぐ右手に、シングルベットが二つ。☟
部屋の中央に、ソファーセット。☟
上の写真の右手には、更にダブルベットが。☟
トイレ・シャワー・洗面台も、高級感あり!☟
家族みんなでゆったり過ごせるから、人気が高いのでしょうか?
このお部屋、人民元で346元。
1元=15円換算だと、 5,190円です。
西安の旅行シーズンの夏場だと、もっと高いんでしょうね。
似たようなお部屋が、いくつかあるようです。☟
ここからこの建物に沿って、最初の中庭へと引き返します。
通る道は、建物を挟んで、さっきまで歩いていた道の南側。
またまた、鍵穴をくぐって進みます!☟
次の鍵穴に到着する前の左手に、こんな癒し風景がありました。(*^^*)☟
人が近寄っても、猫ちゃん、まったく動きません。
気持ちよさそうに横たわっています。
猫ちゃんの上に追いかぶさっている枝は、胡桃の木です。
丸い緑の実を割ると、見慣れた胡桃の殻が出てきますヨ。
【ランドリー】
もう少し進むと、ランドリースペースがありました。☟
利用時間は6:00~24:00。
コインランドリーのように、お金を入れると動くようになっているそうです。
コインランドリーの向かいの建物。☟
宿泊客が壁にメッセージを残せるようになっていました。
部屋の向こうに見えているのが、往路に歩いた道です。
【ゲストルーム(シェア)】
次はドミトリー。
Trip.comでは、「ゲストルーム(シェア)」と紹介されています。☟
下段ベッドの頭の部分に、上段ベットの板が被らないように設計してあるのが、このドミトリーの特徴だとか。
下段で上体を起こした時に、頭上が窮屈に感じないようにと、配慮されたんだそうです。
友人の義理のお母さんは仕事を辞めた後、5年に亘り旅行したそうです。
5年間放浪し続けたのではなく、都度、西安に戻り、その時に都合が合う友人と各地を回り、「こうだったらもっといいのに」と感じたことを「西安七賢国際青年旅舎」経営に活かしているんだと言われていました。
写真の角度が悪いので、ちょっと分かりにくいですね。<(_ _)>
ドミトリーでは、ロッカーがとても重要。☟
カードキー式ロッカーです。
このシェアルーム、当然、男女別々に分かれています。
この部屋、冬場のワンベッド料金は、Trip.comだと税込み569円。
Ctripの人民元だと36元、1元=15円で換算すると、540円。
ワンベッドだと、料金差はあまり発生しませんね。
やっと、中庭奥の建物まで戻って来ました!\(^o^)/☟
ここは娯楽スペース。
ビリヤード台の左手に、隣の部屋へ続く階段があります。
ここ☟は、上の写真の左奥辺り。
この後、隣の部屋から回って、窓の向こう側の部屋へ案内されました。
個室へ向かう途中の、前室のような場所の棚。☟
円卓がある個室です。☟
ここ☟、3枚上の写真で写っていた窓の内側です。
こんな個室と前室が、南北に分かれて二つありました。
ビリヤード台を挟んで反対側。☟
こちら側の壁の向こうは、円卓のある個室ではなく、図書室となっています。☟
友人は中に入っていましたが、私は従業員さんに案内されて円卓個室へ行っていたので、中を見るチャンスを逃しました。(笑)
円卓室に行く時に通った隣の部屋は、バー。☟
コカ・コーラの自動販売機の横の扉から、ビリヤード台の方へ下ります。
反対側の扉は、中庭へ。
バーの中から見た、中庭。☟
友人が写してくれた、私の後ろ姿~。(笑)
☟、中庭の全景。
奥中央、壁の向こうが入り口受付けです。
「西安七賢国際青年旅舎」を一回りして来ました。
部屋の中もそれぞれ特徴があって、ステキなユースホステルだと感じたのですが、何より四合院を利用した敷地内の雰囲気に魅了されました。
城内の中心である鐘楼や鼓楼、回民街からは少し離れていますが、その分静かで落ち着いています。
西安駅(新幹線発着駅ではありません)も近め。
「百度地図」を検索すると、徒歩20分、入り口側にバス停がある703バスで18分。
タクシーなら6分となっています。
西安駅発の兵馬俑行きバスに乗るとか、新幹線以外の列車利用の時など、便利かも。
【城内の道路風景2】
この後は、来た道を引き返し、昼に立ち寄った友人の実家へ戻りました。
夏の西安、19時前。
太陽がようやく傾き始める頃。
暑さを避けて外出を控えていた人々の行動が、活発になる時刻です。
結果・・・・・・、路上はこんな状態に。☟
☝は北大街ですが、大渋滞。(^^;
☟、左前方に、時計台が見えて来ました。
あの時計台がある前方の東西に走る道を、時計台と反対の西へ向かうと、「北院門回坊文化風情街」の入り口に到着します。
「北院門回坊文化風情街」は、鼓楼の裏から北に延びる回民街の一部です。
☟は、「北院門回坊文化風情街」入り口側のアイスクリーム屋さんの3階ベランダから写した時計台方向、入り口の門、門の奥の様子です。
門は、1枚目の写真の右手にあります。
この柘榴が咲いた憩いの場を抜け、両脇に連なる回民経営のお店を見ながらまっすぐ南へ行くと、鼓楼に到着します。
ちなみに、北大街から時計台方向の道は、西新街。
北大街から「北院門回坊文化風情街」方向の道は、「西華門大街」と言う名称です。
やっと、鐘楼手前までやって来ました。☟
そして、南門の城内側。☟
南門の西側の道から城外へ出て、南門の南側を回って・・・・・・。☟
碑林博物館の前を通過し、書院門通りに入りました。☟
南門側からは入れないのですが、碑林博物館側からだと入り込めるのです。(笑)☟
この後は、友人実家近くに車を停めて、友人実家で長話をして1日が終了。
ちなみに、違法駐車ではなく、路肩に駐車スペースがあり、駐車料金を払うようになっています。
以上、季節外れの夏の西安でした。(*^-^*)
【おまけ】
ここまで、5か月前の西安をご紹介したので、最後に、最近の写真を貼っておきたいと思います。
知り合いが撮影して送って来てくれたものです。
☟、懐かしい西北工業大学~~~!!!\(^o^)/
これは、11月30日に送られたものです。
この日はあいにくの曇り空。
でも、西北工業大学の景色なら、なんだって嬉しい!!!
次は、12月3日撮影の環城公園の写真です。
☟、城壁の南西角から、含光門方向。
☟は、城壁西門方向。
ラストは、11月9日に敦煌のMさんからもらった珍しい莫高窟の写真をどうぞ!
第96窟・九層楼の手前に水を張って、水面に映った姿と共に!
去年の12月15日には、留学中二度目の敦煌旅行へ出かけていました。
もう・・・・・・、あれから1年。
時間が経つのって、早いですね。
以上で、今回の記事は終了です。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。(*^-^*)